- 「ウソでしょ!?まだ日の出前ですけど!!」
- 「たのむからもうちょっと寝てくれ!」
- 「まだ家族みんな寝てるよ!」
赤ちゃんの超早起きがつづくと、こんなふうにツッコミたくなりますよね!
ここで言う超早起きとは、日の出前(4時台5時台)に完全に目が覚めちゃうことを指します。
実は、赤ちゃんの早朝覚醒には原因があるんです。
赤ちゃんの早朝覚醒に付きあっていると、あなたは睡眠不足でイライラするし、赤ちゃんも日中眠くてグズりがちで良いことありません!(我が家がそうでした。泣)
原因を見つけてきちんとネントレ対策すれば、赤ちゃんもあなたももう少しゆっくり寝ていられるようになりますよ。
日々の生活で心あたりがないか一緒にチェックしてみましょう。

早朝覚醒の考えられる原因と対策
原因① まぶしい
寝室に光が差しこんでいませんか?敏感な赤ちゃんは、少しの光でも反応してしまうんです。
暗いところからまぶしくなると、大人でも目が覚めやすいですよね。なので、気をつけるポイントは、起きるべき時間まで部屋に光がまったくない状態にすることです。
遮光カーテン・フィルム・テープなどを使うのがオススメです。隙間から光がもれないよう注意しましょう!家電の稼働ランプもかなり明るいので遮光テープを貼るといいですよ。
色・素材・サイズもたくさんあるから安心!遮光率100%(1級遮光)のものを選んでね!
自由にカットできて紫外線対策にもなります。遮熱機能のあるものなら省エネにもなるよ!
貼るだけで電子機器や家電のまぶしさを遮断できる!

遮光テープの代わりに黒っぽいマスキングテープも使えるよ。貼ってみてまだ明るいときは重ねて貼ってね!
原因② うるさい
原因①と同じで、敏感な赤ちゃんは少しの音にも反応して起きてしまいます。たとえば、「救急車の音で赤ちゃんが起きてしまった・・・」という経験ありませんか?(あれ困るんですよね!)
外で発生する音って、窓を閉めきっていても案外大きいものです。だからって音のない所に引っ越したり、二重窓にしたりするのはムリ!ですよね。そこで、もう少しお手軽にできる対策を紹介します。
壁に貼り付けるタイプの防音パネルです。
賃貸物件の場合は貼り付けていいか確認してから購入を検討してね!
窓の外からの音を軽減してくれると同時に遮光もしてくれるすぐれもの!
外部の音を完全に消すことは難しいけど、上記のようなアイテムで極限まで減らすことはできます。

防音・遮音に加えて断熱機能などをかねそなえたカーテンは、コスパもいいし、赤ちゃんの泣き声対策にもなりますよ!
原因③ 不快
部屋が暑すぎる・寒すぎると感じたら、赤ちゃんは不快に感じて目が覚めてしまいます。とくに、エアコンのタイマーが切れたあとが要注意です!
赤ちゃんは暑がりで汗っかきです。赤ちゃんのお腹や背中を触ってみてね。汗をかいていたら暑がっているサインで、ひんやりしていたら寒がっているサインです。
寝るときの室温は20〜22℃がちょうどいいので、エアコンやスリーパーで調整してあげてくださいね。
快適な就寝時の室温 | 快適な就寝時の湿度 |
---|---|
20〜22℃ | 50〜60% |
原因④ 寝る前の授乳が不十分
ダイエット中のそこのあなた!お腹がすいて目が覚めちゃうことってありませんか?笑
とりわけ母乳はミルクとくらべて消化がいいので、赤ちゃんは寝る前にお腹いっぱい飲んでおかないと朝6〜7時までもたないこともあります。
離乳食が始まる前や離乳食スタート直後(食べる量がスプーン1杯程度)の時期はとくに、寝る前にしっかり授乳するようにしましょう。

就寝時刻が19〜20時頃の赤ちゃんは、22時台にもう一度しっかり授乳するのがオススメです。薄暗いあかりで授乳してね◎
原因⑤ 夜寝る時刻が早すぎる
赤ちゃんは生後3〜4か月になると、ある程度まとまって寝られるようになります。つまり、昼夜のメリハリがついてきます。
理想的な就寝時刻は19〜21時と言われています。なので、19〜21時より早い時刻に寝ると超早起きになりやすいのです。
このケースであれば、30分ほど夜寝る時刻を遅くして様子を見てみましょう。朝起きる時刻も30分ほど遅くなればありがたいですよね!気長に調整してみてください。
月齢 | 1日のトータル睡眠時間(h) | まとまって寝られる時間(h) |
---|---|---|
新生児期〜生後1か月 | 16〜18h | 2〜4h |
生後1〜3か月 | 14〜15h | 4〜6h |
生後3〜6か月 | 13〜14h | 8〜10h |
生後6〜12か月 | 14h | 8〜9h |
1歳〜5歳 | 12〜14h | 10h |
早朝覚醒のまちがった改善方法
- 朝寝・昼寝の量をへらす
- 夜寝る時刻を遅くする
朝寝・昼寝の量をへらす
乳幼児にとって朝寝や昼寝は、心身の成長のためにとっても大事です。
夜ながく寝てほしいからといって睡眠量をへらすと、脳機能が低下して睡眠の質も悪くなってしまいます。
なので、朝寝や昼寝の量を無理やりへらすのはおすすめできません。

逆に朝寝・昼寝の量が多すぎても夜の睡眠に影響が出るようです。朝寝は1時間以内、昼寝は長くても3時間以内までがベストですよ。
夜寝る時刻を遅くする
「寝る時刻を遅くすれば、朝目覚める時刻も遅くなるんじゃない?」と思ってしまいますよね。ところが、お昼寝後から就寝までの活動時間が長すぎると、脳がしっかり休めません。
脳が休めていないまま寝ると質の悪い睡眠になって、早く目が覚めてしまうことがあります。
赤ちゃんを21時に寝かしつけているのであれば、それ以上遅くしない方が良いです!ただし、18時台に寝かしつけているのであれば、30分ほど後ろにずらすのは効果的かもしれません。

早朝覚醒してしまったらどうするべきか
早朝覚醒してしまったときはこのような対応をしましょう。
基本は睡眠環境がととのったままにしておきます。
- 部屋を真っ暗なままにしておく
- 静かな状態のまま過ごす
なぜなら、「まだねんねの時間だよ」と赤ちゃんに知らせる必要があるからです。
寝る環境のままにしておくことが立派なネントレになります。そうすると、ひとりでまた寝てくれる可能性もあるんです。
赤ちゃんが4時台5時台に覚醒してしまっても、6時までは夜間と同じように様子を見ましょう。

早朝覚醒がクセになってしまうのを避けるためには、次のような対応はNGですよ。
- 部屋を明るくする
- 赤ちゃんを抱っこする
- 赤ちゃんに話しかける
- すぐ授乳をする
- 赤ちゃんをあそばせる
- 1日の行動をスタートさせる
早朝覚醒を防ぐ・良質な睡眠をとるためにやってみたこと(体験談)
午前中になるべく日光浴させる
ぐっすり眠れることを期待して、午前中に30分ほどお散歩で日光浴するのを日課にしました。
うちの娘も超早起きベビーで、夜泣きもひどかったんです!
雨が降っていない日限定でしたが、続けているとだんだん「超早起き」→「早起き」ぐらいには改善されましたよ。笑
日中と夕方以降で照明の色を変える
うちの娘は寝かしつけも難しかったので、少しでも自然に眠くなってほしい一心でいろいろ模索しました。
ネントレを始めたタイミングで日中は白いLED照明、夕方からはオレンジ色のLED照明と分けるようにしました。寝る時刻にちかづくにつれ徐々に明るさもおとしていきました。

この照明の色分けによる効果は当時はよくわかりませんでした。ただ、これは今でも続けていて、うちの子どもたちは夜中に緊急地震速報の大きな音が鳴っても起きません!なので、良質な睡眠が取れていると勝手に判断しています。笑
よくある質問
- Q早朝覚醒はいつまでつづきますか?
- A
いつまでつづくかは個人差があります。まずは上記のように赤ちゃんの睡眠環境を整えてあげて、2週間ほど様子を見てみましょう。一日の睡眠量を調整するにはある程度時間がかかるので、焦らずゆっくり待ってあげてくださいね。
- Q何時に寝かしつけても早朝覚醒してしまいます・・・
- A
朝起きたとき、寝室に朝日が差し込んでいないか確認してみましょう。春〜夏は日の出時刻がとても早いので要注意です。少しでも光が入っていたら、赤ちゃんはまぶしくて目が覚めてしまっているかもしれません。睡眠環境が整っているか、いまいちどチェックしましょう。
まとめ
あなたの赤ちゃんが早朝覚醒してしまう原因に当てはまるものはありましたか?
早起きは一般的には良いこととされていますが、ママにとって赤ちゃんが超早起きなのは罰ゲームみたいなものですよね!
メジャーな原因は上記のとおりですが、他にもマイナーな原因はあると思います。
何をやっても早朝覚醒がつづいて困るのであれば、専門家に相談してみるといいですよ。
睡眠環境は赤ちゃん自身ではととのえられません。
家族で協力して赤ちゃんが快適に寝られる環境を作ってみましょう。近々赤ちゃんの早朝覚醒が落ち着いて、あなたがゆっくり眠れる日がくることを願っています◎
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