- 「赤ちゃんの夜泣きって何が原因?」
- 「夜泣きがひどくて毎日寝不足でつらいのなんとかならないかな・・・」
- 「夜泣きが原因で仕事を休むことは避けたいな・・・」
赤ちゃんの夜泣きがつづくと十分な睡眠が取れなくて、肉体的にも精神的にもつらくなりますよね。
私も赤ちゃんの夜泣きの原因が分からず、泣くたびに抱っこして身も心もヤバい時期がありました!
結論、夜泣きの原因を知って対策をすることで、仕事と子育ての両立がうまくいきますよ。
赤ちゃんは、親を困らせようとして夜泣きするわけじゃありません。
夜泣きが原因で寝不足になったからといって、何の罪もない赤ちゃんのせいにしたくないですよね。
仕事のパフォーマンスレベルを下げないためにも、夜泣き対策することをオススメします◎
夜泣きとは
赤ちゃんが、お腹は満たされているしオムツもきれいで、一日元気で過ごせていたのに夜中に何故か泣くという現象です。
夜泣きの原因は解明されていないそうです。
そもそも海外諸国では、「夜泣き」という概念がないそうですよ。
ただ、夜中に泣かれると親は疲れた状態で起こされ、近所迷惑の心配もあってあたふたしてしまうケースが多いんです。
「赤ちゃんは泣くものだ」ということを覚えておくと、多少落ち着いて対応できるかと思います。

日本の狭い住環境が「夜泣き」を悪いもののように思わせるのかも知れませんね。
考えられる夜泣きの原因
原因①何らかの不快感
ことばを話せない赤ちゃんは、不快感を泣いて知らせるしかありません。
以下のことをまずチェックしましょう。
- お腹が空いていないか
- オムツは汚れていないか
- 部屋の温湿度はほど良いか(理想的な室温:20〜22℃、湿度50〜60%)
- まぶしくないか
- うるさくないか
- 熱っぽくないか(体幹を触ってみて異常に熱くないか)
チェックしたあと泣き止むのであれば、不快感で泣いていたということです。
原因②睡眠のリズムが未発達だから
赤ちゃんの睡眠リズムは大人のようにととのっていません。
人間の睡眠は、深い眠りと浅い眠りをくりかえしますが、浅い眠りのときに赤ちゃんは目を覚ましてしまうことが多いようです。
夜中に目を覚まして、真っ暗でびっくりする、あるいはまだ眠いのにうまく寝れなくて泣いてしまうというようなパターンがあることを覚えておきましょう。
原因③日中の刺激が強かったから
赤ちゃんにとって、「新しく出会うもの」「新しくすること」は全て脳を刺激します。
これはとても良いことですよね。ただ、眠っているときに脳は記憶の整理をしますが、その過程で泣いてしまうことがあるんです。
夜泣きさせないように新しいものを遮断するのではなく、脳の情報処理能力を鍛えるためにどんどん脳を使わせてあげてください。
夜泣きの対処法
「これをやれば確実に夜泣きがおさまる!」という方法は、残念ながらありません。
ですが、「胸をトントンする」「授乳する」「抱っこする」「オムツを替える」など、考えられることを全部やってもまだ泣き止まないときは下記のことを試してみましょう。
- 深呼吸する
- 音や映像に頼る
深呼吸する
寝ているときに突然起こされると頭が働きませんよね。しかも、赤ちゃんの泣き声はあなたの頭をパニック状態にさせやすいんです。
まずは深呼吸して自分を落ちつかせましょう。3〜5回行うとなお効果的ですよ。
そうすると、あなたにしか分からない赤ちゃんの機嫌をとるアイデアが浮かぶかもしれません。
深呼吸で落ち着いて物事を考えられる状態にすることは大事ですね。
音や映像に頼る
じつは、泣いている赤ちゃんがピタリと泣き止む効果がある可能性が高いものが存在するんです!
昔、朝日放送(関西地方)の「探偵!ナイトスクープ」という番組で、「タケモトピアノのCMが流れると赤ちゃんが泣き止む」というような実験を検証していたのをご存知ですか?
番組によると「赤ちゃんは440Hz辺りの音を好む」という検証結果で、多くの赤ちゃんが実際に泣き止むことがわかりました。
あなたの赤ちゃんがどうしても泣き止まないとき、やってみる価値はあると思いますよ!

私はこのCMのことを知っていたにも関わらず、子どもの夜泣きの時期に忘れていて実験できませんでした。笑
- 「タケモトピアノ」CM
- 「ポイズン」by 反町隆史
- SUZUKI「ソリオ5」CM
- 「ゼスプリ」CM
朝日新聞の大久保真紀さんの記事によると、藤原武男・東京医科歯科大教授いわく、
これまでの研究で、生後2カ月のころに泣きのピークがあり、何をやっても泣きやまないことがあることがわかっています。しかし、その後は、和らいでいきます。
とのことです。
この研究結果を頭においておくだけでも、夜泣きに対する心の持ちようが変わってきますよね。
夜泣き対策(赤ちゃんにしてあげられること)
夜泣きを防ぐためには、赤ちゃんにぐっすり寝てもらうことが必要です。
そこで大切なのが、赤ちゃんの生活リズムをととのえてあげることです。
簡単なことからでいいので、まずはできることからやってみましょう。
- 日光浴
- 寝るまえのいちゃいちゃタイム(スキンシップ)
日光浴
日光をできるだけたくさん浴びることで、睡眠のリズムがととのいやすくなります。
とくに、朝起きたらすぐカーテンを開けて光をたっぷり浴びるようにしましょう。
晴れていないときは、その分なるべく体を動かす遊びを取り入れてあげてくださいね。
寝るまえのいちゃいちゃタイム(スキンシップ)
寝るまえにたくさんギューしてあげたり、赤ちゃんを膝に乗せて絵本をよんであげたりしてみてください。
もちろん、日中でも同じようにしてあげるのは大事ですが、とくに寝るまえにスキンシップを多くとると赤ちゃんは安心して眠りやすくなりますよ。
寝るまえのいちゃいちゃタイムを作って、赤ちゃんを安心させてあげましょう。
どんな絵本を読めばいいのか分からないという方は、こちらを参考にしてみてくださいね。
夜泣き対策(あなた自身にできること)
夜泣きの際に、あなた自身にできることもありますよ。
それは、夜泣きに対する心の持ちようをポジティブにすることです。
- ”夜泣き=親子の成長”と捉える
- 心にゆとりをもつ
”夜泣き=親子の成長”と捉える
何をしても泣き止まないときは、「今は泣きたい時期なのね〜」と言いながら、成長の一部だと考えをあらためて落ち着くまで抱っこしてあげてください◎
「夜泣きは一時的なもの」とよく聞きますよね。実際に、遅かれ早かれ終わりは来ます。
当事者はそう思えないのはよーく分かりますよ。私も娘の夜泣きがつづいた時期は、永遠の地獄のように感じてましたので。笑
赤ちゃんは、あなたにいろいろ考えさせるんです。「この子はこうやって自分を親として成長させてくれいるんだ」という考え方ができると、つらい気持ちが少し楽になると思います。

夜中、パパには赤ちゃんの泣き声はほとんど聞こえていないそうですね(怒)
自分がもうムリ!と感じる前に、他の人の手を借りれるなら借りましょう!
心にゆとりをもつ
心にゆとりをもつと、夜泣きに対して寛容になれるんです。
心にゆとりをもつためには、ここでもセロトニンというホルモンが大事になってきます。
脳科学者の中野信子さんによると、セロトニンは”安心ホルモン”とも呼ばれ、セロトニンの分泌を増やすことでストレスが緩和されるそうです。
セロトニンの分泌を増やすためにできること | 理由 |
---|---|
タンパク質をしっかりとる | セロトニンの材料になる成分を多く含む |
日光をできるだけ浴びる | 睡眠リズムがととのいやすくなる |
バスタイムをゆっくり楽しむ | リラックス効果がある |
上記の対策を行なっても夜泣きがつらいと感じるのであれば、「ジーナ式育児法」という本格的に生活リズムをととのえてぐっすり寝られるようになるメソッドを試してみることをオススメします。
どうしても泣き止まないときの注意点
赤ちゃんを力ずくで泣き止ませることは不可能です。
夜泣きをやめさせようと、赤ちゃんを強く揺さぶることは絶対にしてはいけません!
参照:揺さぶられっ子症候群
赤ちゃんの身体に深刻なダメージを与えてしまわないように気をつけましょう。
まとめ
赤ちゃんの夜泣きは、誰もが通る道だと言っても過言ではありません。
赤ちゃんが夜中に泣き止まないときにできること、今後夜泣きを防ぐためにできることを知っておくことで「寝不足だしメンタルぼろぼろ状態で仕事に行けない・・・」なんてことは避けられます。
夜泣きを防ぐカギは、赤ちゃんの睡眠リズムをととのえることと、あなたの心にゆとりを持つことですよ。
あなたの赤ちゃんの夜泣きの時期がはやく過ぎ去ることを心から願っています☆
*参考記事
- ユニ・チャーム(https://www.unicharm.co.jp/ja/home.html)
- 社会福祉法人 恩賜財団 済生会(https://www.saiseikai.or.jp/)
- 朝日新聞(https://www.asahi.com/?iref=pc_gnavi)
- ボン・マルシェonline(https://www.asahi.com/ads/clients/bonmarche/)
- 国立国会図書館レファレンス共同データベース(https://crd.ndl.go.jp/reference/)
- タケモトピアノ(https://www.takemotopiano.com/)
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