- 「お昼寝のネントレは難しくてムリ!」
- 「がんばって寝かしつけたのにもうお昼寝おわり!?」
- 「お昼寝ネントレって夜ネントレと同じ日に始める??」
「ネントレ」と調べると、夜のネントレについて書かれた記事がたくさん出てきます。
でも、「夜のネントレみたいにうまくいかないんですけど!!」と不満を抱いていませんか?
結論、昼と夜では赤ちゃんの眠りのシステムが異なります。
お昼寝は夜の睡眠より大幅に短いので、ネントレにかける時間を短めに設定するのがポイントですよ。
お昼寝ネントレは30分までにして、それでも寝なければ「今はまだ眠くないんだ」と諦めましょう。
赤ちゃんの眠りのシステムをきちんと理解していないと、「お昼寝のネントレって難しい・・・」と感じる原因になってしまいます。
本文を読んでお昼寝ネントレを攻略し、あなたの休息時間を増やしましょう!
お昼寝ネントレが難しいと感じる理由
それはズバリ、人間は夜行性ではなく昼行性の生き物だからです!
日中は活動する時間、夜は眠る時間とあらかじめ脳にプログラミングされているんです。
昼は起きていようとする力が働いているということです。
つまり、昼間は赤ちゃんにとって眠りにくい状態なので、あなたにとってもネントレが難しいと感じるのです。
お昼寝にネントレは必要か
そもそも、昼夜にかかわらず、ネントレは必ず必要なものではありません。
赤ちゃんの寝かしつけに手がかからないのであれば、何のためのトレーニングかわかりませんからね。
寝かしつけるのに時間がかかったり、抱っこじゃないと寝てくれなくてつらい・・・という人には、ネントレは効果的です。(関連記事:ジーナ式ネントレ)
お昼寝に関しては、睡眠量が夜より短いですから、「寝かしつけに費やす時間が睡眠量より長い!」とならないように30分を限度としてリセットするのがコツですよ。
昼の睡眠の特徴
昼の睡眠と夜の睡眠では、睡眠サイクルがちがうんです。
夜の睡眠サイクルが1サイクル約90分なのに対して、昼は1サイクル約30分と短いのです。
1サイクルで覚醒する子もいれば、2〜5サイクルとくり返して深く眠る子もいます。
昼のサイクルは夜にくらべて短いので、泣いている間に目が覚めてしまったり眠りが浅い状態になるたびに外部の刺激で目が覚めやすくなったりします。

お昼寝ネントレ攻略法
- 夜のネントレがうまくいってから始める
- ほどよく疲れたタイミングを見極める
- 環境をととのえる
- お昼寝の量には個人差があることを理解する
①夜のネントレがうまくいってから始める
メラトニンという言葉はご存知ですか?
メラトニンとは
睡眠や覚醒のリズムを調節するホルモンのことです。
夜寝るときは、このメラトニンと睡眠圧の両方が作用して眠くなります。一方、日中寝るときは、睡眠圧だけが作用します。

「睡眠圧」とは、簡単にいうと「疲れ」ということです。
睡眠圧だけをたよりに寝かしつけをするのはハードルが高いので、夜のネントレがうまくいってからお昼寝ネントレを始めるとスムーズにいきやすいですよ。

②ほどよく疲れたタイミングを見極める
眠気は、睡眠圧がたまったタイミングでやってきます。ですが、疲れすぎて逆に眠れないことって大人でもありますよね。
赤ちゃんは疲れすぎると眠いのに眠れなくて、それがストレスになりギャン泣きしてしまうことも。
ほどよく疲れたタイミングを見極めるのは難しいですが、よく赤ちゃんを観察して授乳や離乳食のタイミングを調整するといいですよ。

活動量が増えてくると、離乳食を食べながら寝てしまうことがあるので、その場合は食べる時刻を少し早めましょう。
③環境をととのえる
起きていようとする力が働いているお昼だからこそ、寝やすい環境にしてあげた方が寝つきがよくなります。
カーテンをしめて薄暗くしてあげた方が、浅い眠りのときに外部からの刺激が少ないので長く寝てくれる可能性は高いです。
夜のネントレのように、完全に遮光する必要はありません。昼間は生活音もそこまで気にする必要ないですよ。

娘の保育園でも、お昼寝のときは遮光ではない普通のカーテンで部屋を薄暗くされてますよ。
家では子どもたちのお昼寝中に生活音を気にしなくてすむように、ジャズやボサノバなどの心地よい音楽をかけていました🎵
④お昼寝の量には個人差があることを理解する
「毎日30分寝たら起きてしまう・・・」というケースは、その子の特性と捉えましょう。
一方、「普段は2時間お昼寝するのに今日は30分で起きてしまった!」とうケースは、その日たまたま何らかの要因でそうなっただけです。
ショートスリーパーがいればロングスリーパーもいますよね。これは大人でも赤ちゃんでも同じです。
30分しかお昼寝しない子でも、起きている時間をご機嫌で過ごせるなら、その分量のお昼寝で足りているので安心してくださいね。
赤ちゃんの理想的な朝寝・昼寝の長さ
朝寝 | 昼寝 |
30分〜1時間くらい | 1時間〜2時間半くらい |
よくある質問
- Q保育園対策に、お昼寝は明るい部屋の方がいい?
- A
明るい場所でも寝られる赤ちゃんもいますが、暗い部屋の方が寝つきがいい子は多いそうですよ。園にもよるかもしれませんが、うちの子の保育園ではお昼寝のときカーテンを閉めて薄暗くされています。なのでお昼寝に関して保育園対策はとくに何もしなくて大丈夫ですよ。
- Qどうしてもお昼寝してくれないときはどうすればいい?
- A
30分間ネントレをしても全く寝る気配がない場合は、気持ちをリセットして赤ちゃんを起こしたままにしてOKです。ですが、そのあと就寝までに必ずグズるという想定で行動するようにしましょう。夕寝をしたら短めで起こします。夕寝をしなかったら夕食や入浴の時間を前倒しにして早めに就寝させると、グズりは最小限に抑えられると思います。
まとめ
お昼寝のネントレが夜より難しいと感じるのは、人間の生態が影響しているというわけです。
お昼寝ネントレは難しいかもしれませんが、赤ちゃんの順応性の高さをみくびらないでください!笑
赤ちゃんの眠りのシステムを理解して、夜のネントレを頑張ったあなたなら昼のネントレもうまくやれるはず!
赤ちゃんを素早く寝かしつけて、あなたもご自身のために一息いれてあげてくださいね◎
コメント