- 「トレイシー式ネントレ」ってどんなもの?
- 「あんまり難しいネントレはちょっと・・・」
- 「私には泣いてる赤ちゃんを放置なんてできない!」
赤ちゃんの夜泣きや寝ぐずりに悩んで、毎晩クタクタになっていませんか?
何を試しても効果がなくて「自分のやり方が間違っているのかも」と不安になる方もいるかもしれません。
結論、トレイシー式ネントレはルールが簡単で赤ちゃんにもやさしいからチャレンジしやすい!
ただし、取り入れやすいタイミングを知らないと、思うような効果が出ないこともあります。
そして、どんなネントレ方法でも、赤ちゃんがひとりで寝られるようになるまで続けることが大事ですよ。
日本語訳版トレイシー式ネントレ本って、約380ページあるんですよね(汗)。スキあらば休みたいママにとってはボリューム満点すぎますね!
この記事では、トレイシー式ネントレ方法の基本と進め方をできるだけ簡単に解説していきます!
トレイシー式ネントレとは?
イギリス出身の看護師/保育専門家トレイシー・ホッグさんが提唱した育児法です。
日本ではネントレとして知られていますが、正確には
- PUPDという寝かしつけ方法
- ESAYというメソッド
この2つをまとめてトレイシー式ネントレと日本では呼ばれているようです。

トレイシー式ネントレなら、赤ちゃんの気持ちに寄り添いながら自然な睡眠リズムを作ることができますよ。
泣かせっぱなしの方法ではないので、安心して取り入れられるのも大きな魅力です。
赤ちゃんとあなた、両方のストレスを減らしながら、ぐっすり眠れる夜を取り戻したい方にぴったりの方法だと思います。

私の娘が生まれた頃は、残念ながらこのネントレ方法を知らなかったので実体験ではありませんが、知っていたらチャレンジしたかったなぁ!
EASYをベースにした育児法
赤ちゃんのお世話に追われて、自分の時間がまったく取れないことに悩んでいませんか?
毎日の生活が「授乳・寝かしつけ・家事」の繰り返しで、何が正解なのか迷ってしまうこともありますよね。
でも、トレイシー式の「EASY」メソッドなら、赤ちゃんにもママにも負担が少なくリズムを整えることができますよ。
Eat :授乳する
Activity :授乳のあとは活動する/あそばせる
Sleep :眠そうなそぶりを見せたら*PUPDで寝かしつける(*下記参照)
Your time:寝てくれたらあとはあなたの時間
「時間通りにしなきゃ」と思わなくても、目安になるだけで気持ちがグッと楽になります。

「〇時にこれ!」と決めなくても、流れができるだけで驚くほど育児が楽になりますよ。
トレイシー式ネントレの適齢
ネントレに興味はあっても、「うちの子に合うのかな?」と不安になる方は多いかもしれません。
早く始めすぎて赤ちゃんに負担をかけたくないし、遅く始めてもうまくいかないのではと悩んでしまいますよね。
でも、トレイシー式ネントレは生後すぐから取り入れられますよ。むしろ、低月齢の方がうまくいきやすいとされているんです。
理由は、トレイシー式ネントレではおくるみやスワドルを使うことが推奨されているからです。
おくるみやスワドルは、生後3、4か月頃から使おうとしても嫌がられる傾向があるんです。
なので、生後すぐからおくるみやスワドルに慣れさせてあげた方がうまくいく可能性大ですよ!

生まれてすぐから生後4か月頃まで、赤ちゃんには「モロー反射」という原始反射があるんです。何らかの外部刺激によって、突然手足がビクッとなるんです。この反射によって目が覚めてしまうことがあるので、おくるみやスワドルで抑えてあげているとぐっすり眠りやすいんです。
トレイシー式ネントレの具体的なやり方
PUPDのやり方を覚えましょう
PUPDのやり方は、「赤ちゃんが泣いたら抱っこして、泣き止んだらベッドに寝かせる」のくり返しです。

PUPDをくり返すことによって、赤ちゃんが寝る場所を教えてあげるということです。
コツは、抱っこしながら寝かせないようにすることです。赤ちゃんが落ち着いたらすぐにベッドに寝かせてください。
朝寝や夕寝なども含む睡眠の時間はすべて、このPUPDで寝かしつけてあげてくださいね。
EASYメソッドに沿って行動しましょう
EASYの流れは4つのステップだけなので、覚えやすいですよね。
E:授乳する
A:授乳のあとは活動する/あそばせる
S:眠そうなそぶりを見せたらPUPDで寝かしつける
Y:寝てくれたらあとはあなたの時間
このステップを朝起きてからくり返すだけですよ。
目安として、トレイシー式ネントレ成功者が公開しているEASYスケジュールの日本語版(訳byドキンコ)を参考にしてみてください。


このスケジュールはあくまでも目安です。時刻は気にしなくていいし、夕寝は必要なければなしでOKだし、おっぱいを欲しがったらあげてOK。
「こんな感じかなぁ〜」とリラックスして、柔軟に対応してあげて大丈夫ですよ◎
トレイシー式ネントレの注意点
生まれてすぐから始められるがゆえに、次のような赤ちゃんには不向きです。
- 低体重児
- 特別なケアが必要な赤ちゃん
その他にも、「私の赤ちゃんにこのネントレしても大丈夫かなぁ・・・」と不安な方は医師・助産師・保健師等の専門家に相談してくださいね。
トレイシー式ネントレのデメリット
- 低月齢(生後1〜6か月ぐらい)を過ぎると難しくなる
- 赤ちゃんが泣き止むまで何度も抱っこする必要がある
低月齢(生後1〜6か月ぐらい)を過ぎると難しくなる
今まで抱っこで寝かしつけてもらっていた赤ちゃんは、抱っこで寝る心地よさを知ってしまっているんです。
そして、月齢が上がるにつれてベッドに降ろされるのを強く嫌がるようになるんです。
トレイシー式ネントレは、赤ちゃんが状況を認識できるようになってしまう前に(笑)始めるのがベストですよ。
赤ちゃんが泣き止むまで何度も抱っこする必要がある
「赤ちゃんを泣かせっぱなしにしない」ということは、泣くたびに抱っこして落ち着かせてあげる必要があるということです。
その分、あなたのボディーへの負担は大きくなります。月齢があがって体重が増えていけばなおさら負担は増えますよね。
それでも、「泣いている赤ちゃんを放っておけない!」という方には心の負担が少ないのでオススメ。
トレイシー式ネントレのメリット
- EASYの流れさえつかめれば簡単
- 時間にしばられない
- 泣かせっぱなしではないので親の罪悪感がない
EASYの流れさえつかめれば簡単
Eat(食べる=授乳)Activity(活動・あそぶ)Sleep(寝る)Your time(あなたの時間)、流れはこれだけ。
赤ちゃんに「食べさせて、あそばせて、寝させたら、ご褒美に自分時間がもらえる」と覚えるといいかもしれません。笑
EASYの流れは、このたった4つのステップを順番にくり返すだけなのですぐに覚えられますよ。
時間にしばられない
上記のように、トレイシー式ネントレはEASYの流れをくり返すだけだから、きびしく時間にしばられることはありません。
たとえば、有名なジーナ式ネントレはなるべく時間どおりに行動することで夜の寝つきが良くなるとされているので、時間にしばられるストレスは多少あります。
一方、トレイシー式ネントレは時間管理する必要がないので、時間にしばられたくない方にはぴったりですね。

とはいえ、朝起きる時間ぐらいは7時ごろに統一したほうがネントレ効果は出やすいと思いますよ。
泣かせっぱなしではないので親の罪悪感がない
赤ちゃんの泣き声って、ママにとっては聞いていてかなり辛いですよね。
赤ちゃんを泣かせたまま一定の時間放置するタイプのネントレは、罪悪感が強くて心が痛みます。
その点、トレイシー式ネントレは赤ちゃんの気持ちに寄りそった方法なので、あなたも罪悪感を感じずに取り入れられますよ。
まとめ
赤ちゃんの寝かしつけは、毎日の育児の中でも特に悩みが多い時間帯かもしれません。
でも、トレイシー式ネントレなら、赤ちゃんにもママにも無理のない方法で睡眠習慣を整えられますよ。
「EASY」というシンプルな流れを取り入れるだけで、毎日の生活に余裕が生まれるのも嬉しいポイントです。
始めるタイミングや手順さえおさえておけば、初心者でもすぐに取り入れられます。
ぜひ今回ご紹介した方法を参考に、あなたと赤ちゃんに合ったスタイルで実践してみてくださいね。
きっと、ぐっすり眠れる夜が少しずつ増えていきますよ☆
*参考記事
- between carpools (https://betweencarpools.com/this-is-the-only-sleep-training-method-that-worked-for-me/)
- Noob Mommy (https://noobmommy.com/)
- baby band(https://www.babyband.jp/)
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