- 「おしゃぶりってネントレに使えるの?」
- 「おしゃぶりって賛否両論あるよね・・・」
- 「おしゃぶり使ってたけど、いつやめさせればいいの?」
おしゃぶりを吸いながらすやすやベビーカーで寝てる赤ちゃんを見かけると、「おしゃぶりで寝かしつけが時短になるかもしれない!」って思いますよね。
結論、おしゃぶりはネントレに使えます。
ただし、使う時期とタイミングをきちんと確認しておかないと、「使わなきゃよかった・・・」となるかもしれません。
本文を読んで、おしゃぶりを使った効果的なネントレ方法について学びましょう◎
おしゃぶりを使うデメリット
肌がかぶれる
お肌が敏感な赤ちゃんは、おしゃぶりを使っているとお肌がかぶれることがあります。
うちの娘は寝かしつけるのがそれはそれは大変でした!少しでも楽になりたくて、生後5か月頃におしゃぶりを使ってみたんです。
すると、1か月ほど経ったらこうなってしまいました!おしゃぶりが当たっていたところ(あごと口の両サイド)が赤くかぶれてます・・・

肌よわちゃんにはおしゃぶりは使わない方がいいかもしれません。
おしゃぶりがないと寝れなくなる可能性がある
「寝るときはおしゃぶりを使うもんなんだ」と、赤ちゃんが学習してしまうと、おしゃぶりなしでは寝られなくなるかもしれません。
赤ちゃんのなかで「寝る」と「おしゃぶり」が強く結びついてしまうと、夜中におしゃぶりがないことに気づくたびに泣いて起きてしまうんです。
ですが、赤ちゃんが寝てしまう前におしゃぶりをはずせばこの問題は避けられるそうですよ。
おしゃぶりを入れたまま眠らせてしまうのは、私の経験上、やめさせるのがもっとも難しい習慣の一つです。一晩に何度も目を覚まし、そのたびに、もう一度寝つくためにおしゃぶりを欲しがるようになります。これは完全に寝入る前におしゃぶりを外せば、避けられる問題です。
引用:『ジーナ式 カリスマ・ナニーが教える 赤ちゃんとおかあさんの快眠講座 改訂版』ジーナ・フォード (著), 高木 千津子 (翻訳) p.305
使う時期によっては歯並びへの影響が出る
歯は、意外かもしれませんが、長い期間圧がかかっていると少しずつ動くんです。
たとえば、授業中に毎日アゴを手に乗せていたりすると、少しずつ噛み合わせがズレていくんですよ。
生後6か月前後からカワイイ小さな乳歯が生えてきますよね。
そのカワイイ乳歯におしゃぶりが当たっている時間が長いと、歯がおしゃぶりをくわえたような形になってしまう可能性があるんです。

いわゆる「出っ歯」というやつですよ。出っ歯は、噛み合わせが悪いことで、「麺類が噛みきれない」などの生活上の不都合や健康面に不調が出やすいんです。
おしゃぶりを使うメリット
赤ちゃんが落ちつく
おしゃぶりには精神を安定させる効果があるとされているんです。
赤ちゃんにとっては、ママのおっぱいを吸っているときがいちばん安心できる時間だと思います。おしゃぶりは乳首のような形なので、口に入っていると安心なんです。
眠いのにうまく寝られなくてギャン泣きしているとき、おしゃぶりを吸わせてあげると落ち着いて寝かしつけが楽になるかもしれませんね。

おなじ乳首のような形でも、カラの哺乳瓶だと空気を吸ってしまうので代用できませんよ!
一時的にネントレに使える
寝かしつけでギャン泣きしたりとてつもない時間がかかったりするのであれば、ネントレとしておしゃぶりに頼ってもいいと思います。
ただ、世の小児科医や歯科医によると、おしゃぶりを使える期間はわりと短いですよ。
なので、一時的にネントレに使うのはアリですが、長期間は使えないということです。
ネントレとしておしゃぶりを使うなら、朝寝や昼寝や夜寝のまえにだけ使って、「泣くたびにおしゃぶりをあげる」のはNGです。生活リズムをととのえてあげることを優先させましょうね。
SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクが減る
最近の研究で、「おしゃぶりを使うこと」と「SIDSのリスクが減ること」に関連があるとされています。
仮説でしかありませんが、理由としては「うつ伏せ寝を防ぐ」や「深すぎる眠りを避ける」などが挙げられるそうです。
まだ謎が多い部分ではあるので、「あくまでもそういう傾向がある」と解釈するといいと思いますよ。
おしゃぶりはいつからいつまで使える?
小児科医や矯正歯科医の意見をまとめると、おしゃぶりを使えるのは「生後2か月から1歳になるまで」です。
生後1か月(新生児期)のあいだは、母乳の分泌リズムを軌道にのせる必要があります(母乳育児のケース)。
この期間におしゃぶりを使ってしまうと母乳が出にくくなってしまうんです。
そして、上記でも述べたように、歯並びの観点からは1歳以降はおしゃぶりを使わないほうがいいですよ。

「親の歯並びも悪いから関係ないっしょ!」ということではありませんよ。
「並び」だけじゃなくて「噛み合わせ」にも影響が出やすいんです。

おしゃぶりをやめるタイミング
おしゃぶりをやめるタイミングは、月齢・歯の有無・夜間の親の手間がカギとなります。
- 赤ちゃんが1歳になった
- 赤ちゃんの歯が生え始めた
- 寝ているときおしゃぶりが外れるたびに泣く
月齢と歯の有無は、あくまでも目安になります。医師の意見にも幅があって、どんなに遅くても乳歯が生えそろう2歳6か月までにはやめた方がいいそうですね。
おしゃぶりが外れたことが原因で、何度も起きてしまって良い睡眠が取れないケースは、すぐにでもやめた方が赤ちゃんとあなたご自身のためになりますよ。
おしゃぶりの具体的なやめ方
おしゃぶりやめるときは、きちんとステップを踏みましょう。
赤ちゃんにも心の準備をさせてあげたいですよね。
せっかくおしゃぶりを使って寝るのが上手になった赤ちゃんに、「はい、今日からおしゃぶりなしで寝ようね!」はかわいそすぎると私は思います!
なので、おしゃぶりの代わりになるものを用意してあげて、慣れたころにおしゃぶりとバイバイさせてあげましょう。
おしゃぶりをやめるステップのイメージはこんな感じです。

おしゃぶり以外の安心材料を見つける
今現在おしゃぶりを使って寝かしつけをしている状態であれば、おしゃぶりに代わって赤ちゃんを安心させられる何かを見つけてあげましょう。
必ずしも物である必要はありません。むしろ、物よりもスキンシップがおすすめです。
物だと、おしゃぶりと同じで「〜に触れていないと眠れない」となってしまうかもしれませんよね。
なので、スキンシップがちょうどいいのです。なかでも、「赤ちゃんを膝に乗せて絵本を読む」のは最強だと思います。スキンシップをとりながら語彙力・想像力も増やせますよ!(関連記事)
おしゃぶりにバイバイすることを伝える
赤ちゃんに、「〜日の夜ねんねから、おしゃぶりバイバイだよ」と伝えます。少なくとも1週間ほどは、心の準備期間をあげてほしいですね。
1歳前後にもなると、まだしゃべれない赤ちゃんでも、まわりの人が言っていることはある程度理解できるんです。
このとき、できればジェスチャーも使うとさらに分かりやすいですね。おしゃぶりに手を振るジェスチャーをして教えてあげましょう。一緒にバイバイするのもいいですね!

夜からおしゃぶりなしにする
一般的にネントレは、夜始めるとやりやすいと言われています。(詳しくはこちらをどうぞ)
おしゃぶりなしで寝かしつけようとすると、おそらく泣くと思います。
急な環境の変化は、大人でもパニックになることがありますよね。
ですからその分、おしゃぶりなしにする夜は、寝るまえにしっかりいちゃいちゃタイムを作ってあげてください。
寝るまえのスキンシップが定着したら、おしゃぶりをやめる日を決めて赤ちゃんに伝えましょう。
まとめ
おしゃぶりは、うまく使うと寝かしつけを楽にしてくれます。
ママは妊娠中だけでも大変なのに、産後もっと大変になるのが現実です。産後の弱った身体は少しでも休めたいですよね。
おしゃぶりを使うデメリットもありますが、ちゃんとメリットもあります。
ネントレとして使うと少しでも寝かしつけが楽になる可能性があるので、赤ちゃんの寝かしつけが大変でお困りの方はぜひ使ってみてくださいね☆
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